2008 0117

From the magazine

雑誌「Blue」に掲載

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昨年、秋にブログで紹介しましたフォトグラファー紅林氏の自転車サーフィントリップの内容がネコ・パブリッシング社、雑誌Blueに掲載されました。
カラー4ページにわたる掲載です。
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このBlueという雑誌は他のサーフィン雑誌とは少し違ったカラーがあり私自身も興味のある雑誌です。
アメリカ西海岸レトロスタイルを中心にサーフィンやファションのことなど感性よく本にされています。
書店へGO!


PS
この自転車用キャリーは3月発売予定です。
2008年版カタログは2月1日より無料配布開始!
2008年版は2月1日以降にカタログ請求してくださいね!
(07年版が送られてしまう場合がありますので)
それ以前の場合はコメント欄に「2008年版にて」とご記入ください。

>>>カタログ請求はここから

2007 1121

自転車サーフトリップE

往路完結

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ブルーエコロジーというのは空と海のブルーを持続させようという考え。
今の自分にできることを考えよう。諦めないで少しずつ前進していこうということ。
サスティナティビリティー(持続可能な社会)はあり得る。
ありえないと言ってしまったらあきらめていますと宣言しているようなものだ。
これこそありえない。
水のことなら、サーファーがリーダーとなって守っていこうよという考えだ。
だから今回の旅ではゴミを持ち帰ることにした。
荷物を重くしないために考えて旅してきた。
この工夫が普段の生活でできればどれだけのエネルギーをセーブできるのだろうかと思う。今回はマロイ兄弟の真似でエコロジーサーフィンをやってきた。
エコは真似からはじめたっていいと思う。
それが今の自分にできることなら行うべきだ。
サーファーは人類最高のナチュラリストだって呼ばれたいじゃないか。

ローカルたちとサーフィン。パドボからサーフィンと景色を撮影した。写真は彼らに送る予定だ。ショアブレイクのいい波だった。砂が減ってしまってリーフが出ているが、皆リッピングを恐れない。自分がこのポイントを好きなのは、人のおかげかもしれない。波がハードな分、サーフィンの突っ込みがいい。格闘技のようだ。
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今夜は雨のようだ。風も強い北東が吹いている。明日も台風スゥエルが入ってくるのは解っていた。妻から電話でもう一泊することを勧められた。明日も雨だったらサーフィンしてから出発すればいい。写真を撮るチャンスもあるだろう。最後まで諦めないこと。

御前崎の海岸は19時に一人もいなくなった。雰囲気が暗いのでとりあえずグランドホテルの風呂に入ることにした。ホテルで入浴をしても一人だった。携帯電話をたっぷり充電させていただき、夕食にでかける。

おみやげセンターみたいのところで生しらす丼500円を食べて野営場所を尋ねる。アクアパークに決定。またここでも屋根のある東屋でテント。コンビニで買った焼酎を飲んで祝杯をあげる。一人ではあまり飲めないものだった。

10月4日
5:00起床。雨、のはずが快晴だ。富士山が出ている。散歩中の犬が吠えておこしてくれたのがついていた。すぐにテントを撤収して御前崎を目指す。

最高の波、台風スウエルが入っていた。無風、アウトのブレイクにサーファーはいない。インサイドの巻き波に数人のサーファー。急いでシャッターを切り、パドボをトレーラーから降ろす。
御前崎到着4日朝.JPG
セットのタイミングを見てゲットした。サーファーの波を狙わないように沖にでる。数本のセットを狙うのだがオフショアが吹き始めて沖へ流される。大きい波を狙いすぎておきではいい波をゲットできなかった。更にオフショアが強くなりテイクオフがきびしくなる。
インサイドにポジションを取りサーファーが届かない波を狙った。

いい波だった。掘れてくる波のフェイスを走り抜けてプルアウト。これを数本乗って上がることにした。

海から上がるとオフショアの風邪になびくショアブレイクに虹がかかっていた。またここで数名のロコと話しスナップを撮ってきた。

8時に海をあがって9時30分には漕ぎ始めていた。今日の目的地は三保、暗くなる前に大崩峠を越えたかったのだ。御前崎のセブンイレブンで軽く朝食を撮り漕ぎ始める。今日は長い休憩を取れない。焼津に14時には着いていたかった。


こうしてこの旅はいろいろな方に支えられて10月6日無事に帰還した。この旅をしてあきらめないこと、「持続可能な社会づくり」というメッセージをつくることができました。
これは普段の生活になかにある工夫のことであり、自分一人でもできることだということがはっきりした。それは6日間で持ち帰ったゴミの写真を見ればわかってもらえるはずだ。普段、どれだけ便利な生活に甘えてきたのか、改めて反省したい。現代の人間たちひとりひとりに「考えること」が求められている。
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Photo&Text:Kurebayashi

2007 1119

自転車サーフトリップD

御前崎に到着、ローカルとの出会い

10月3日
AM5:30発、R149→R150に入る。日本平、富士山や駿河湾を展望する名勝。イチゴラインと呼ばれる海岸沿いのさわやかなルートを通り(静岡市・駿河区)にはいってくる。「阿倍川」をわたるルートはとにかく気持ちがよい。このあたりにくると自然の香りがしてくる。これも自転車の魅力なのだ。車で窓を開けていても長い時間香りは楽しめない。
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阿部川
静岡市街地を流れる安倍川の源頭部は大谷崩と呼ばれる大崩壊地となっており、おびただしい量の土砂を流出しています。
※日本三大崩れ:安倍川の大谷崩・常願寺川の鳶山崩・姫川の稗田山崩

用宗漁港にさしかかる。東名高速では日本坂トンネルがはじまるあたりだ。ここから焼津の手前の難関といわれる峠が始まる。R150→R416さすがに日本坂トンネルの南側道だけあって峠はきびしい。
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ここ「大崩海岸」は国道150線が海を渡る場所がある。(石部海上橋)狭いトンネルが数箇所あり。焼津市と静岡市との境にある豪快な海岸で、かつては『東海の親不知』といわれた難所らしい。。
晴れて最高のロケーショントラックも少ない。風景を楽しみ味わって登る。道がせまいので車が怖い。やはり夜は通れない。何があってもわからない、街灯のないルート。黒潮浴びる断崖と富士の眺めは素晴らしかった。
大崩の峠を越えてくだりはじめるとすぐに(焼津市)にはいってきたのはAM9:00頃だった。R416→R31を選び(大井川町)に向かう。途中通過する小さな川は生活用水で汚れていた。この汚れた川を見るのはつらい。
大井川2.JPG
「大井川」を渡る。富士川、阿倍川と並ぶ大きな川だ。こういった大きな川を越えるたびに心は休憩するものだ。R31はとにかく走りやすい。車がすくないのと路側帯の傾きがゆるいのでストレスがない。時間はここで稼ごうと決めた。昼飯はバナナを八百屋で買う。5本で100円。皮は捨てる。自然にかえるものは捨てられるので荷物の負担が少ない。

大井川は南アルプスの険しい山岳地帯を流下する。流域の平均年降水量は3,000mmと多雨地域に当たり、古くから水量の豊富な河川であった。加えてフォッサマグナの崩落地帯が上流にある為土砂流出量も多く、広大な河原を形成している。

R31は「静波」でR150に合流する。(吉田町)→(牧之原市)の境になるところだ。
牧之原通過は12:00.このあたりのR150はただひたすらのんびり長く漕ぐ。「相良」のあたりでもサーフィンができる。静波〜御前崎までに数軒のサーフショップがある。

もう少しで御前崎という地点、須々木で自転車の後輪がパンク。ヤマト運輸の目の前でエンコ。ヤマトさんの裏手にガソリンスタンドがあるというのを教わり飛び込む。
御前崎到着須々木.JPG
ガソリンスタンドでパンク修理。チューブの内側が切れていた。原因はあの瞬間だということがわかった。歩道のよれた下りを通過したときにトレーラーの加重を自転車後輪が一気に受けるときがある。このタイヤも下りコーナーでよじれて加重が倍増する瞬間にチューブの内側、スポークの突起部分にあたる場所に亀裂が入るのだ。峠でなくて良かった。ここでもブルーエコロジーを伝える。ガソリンスタンドのおじさんたちは御前崎の風と波を知っている。そして、この海岸に魅せられて移り住んできた若者を受け入れてきた。今回自分も受け入れてもらえたようだ。茅ヶ崎からきたこと、箱根を超えてきたこと、エコロジー活動に感動してくれた。

予定より一時間遅れて(御前崎市)に入った。15:00を過ぎていた。
グランドホテル〜灯台を通過していよいよロングビーチに入る。ロ−カルサーファーを探さなければならない。ブルーエコロジーを伝えて一緒に海に入りたいからだ。
三保を出て10時間、やっと御前崎ロングビーチに到着した。ガードレールに腰掛けて波をチェックするローカル二人を発見。彼らにブルーエコロジーを伝えるとこころよく受け入れてくれた。
御前崎到着ロコ.JPG

続く・・・


Photo&Text:Kurebayashi

2007 1117

自転車サーフトリップC

三保に到着

焼津2.JPG
10月2日
AM7:00出発→(函南町)通過、山中新田・笹原新田・三ツ谷新田・市山新田・塚原新田を下り東海道線をくぐる。
(三島市)通過10:00。ここから富士山の裾野、平坦な道を長い距離漕ぐ。(清水町)→(沼津市)を通過して(富士市)「富士川」を目指す。
この途中、国道1号はバイパスとなり自転車は通過できない。この時は地図を持っていたのだが注意深く見ていないのが失敗だった。川を渡りR1→東海道旧道を寺尾まで漕ぐR1は自転車が走れない区間となってしまった。
しばらく進むと雄大な富士川を通る。この太い川をながめているといろんなことが小さく思えてくる。ちゃりんこの旅はに自然に癒される旅だ。
富士川.JPG
富士川(ふじかわ)は、長野県・山梨県及び静岡県を流れる河川。一級水系富士川の本流であり日本三大急流の一つに数えられている。
1180年に源頼朝と平維盛が戦った場所なのに広大なその様子は旅の疲れを癒してくれる。ここで一日のんびりすごしてみたいと思う場所だ。
(富士川町・清水区)→(由比町)楽しみにしていた道。R1と東名が海岸を通る所。
なんとなくのんびりした風景で熱海生まれの自分にはどこか懐かしさを感じる。ここは桜海老の街であり、東海道16番目の宿場町。さった峠から写す富士山と海岸の風景に見覚えがあると思う。
由比.JPG
(静岡市清水区)「興津川」を過ぎてR1→R149に入る清水の駅から(焼津市)を目指していた。16:45気力に限界が来る。車と人に気を使いながら歩道を走るのに疲れてしまった区間だった。
東海大学のOB市ノ瀬さんに電話。彼はアウトリガーカヌーを漕ぐ仲間。この旅の話をして三保にある東海大学海洋学部の寮、黒潮荘に泊まることになった。彼はこの先に難関がありそこを夜中に登らせるわけにはいかないという。
学生やOBが集まり食事を作ってくれた。ここで彼らにブルーエコロジーを伝えることができると思い自分の体力に甘えて宿泊する。この時は既に携帯電話のボタンは押せなかった。精神が肉体の限界を超えた時、大きな筋肉は動くのだが小さい筋肉が動かなくなる。細かいことができなくなるのだ。
三保.JPG


続く・・・


Photo&Text:Kurebayashi


2007 1116

自転車サーフトリップB

箱根峠で野営

箱根湯本温泉、塔ノ沢温泉、大平台温泉、強羅温泉、宮ノ下温泉、小涌谷温泉、芦ノ湯温泉、芦ノ湖温泉、を通りぬけて芦ノ湖畔を目指す。
R1 874km.JPG
宮ノ下から6〜8kmで芦ノ湖につくはずだ。しばらく登ったところで尋ねるとあと6km登ればゆるいくだり坂になると聞いてパワーも復活。しかし、ここから更に勾配は急になった。登っても登っても山がでてくる。これでもかというばかりの山が襲い掛かってくる。日没までに芦ノ湖に着きたいと願いひたすら登る。
登りがあまりにもつらいので先をみるのは一瞬だけ。あとはずっと足元をみていた。またその途中の光景もシーンを変えてくるのが楽しかった。最初は枯葉だったのだがやがて栗が混ざってきたり、くるみだったり、どんぐりだったりして路面も旅を楽しませてくれる。シマヘビやマムシのミイラに時々はっとさせられることもあった。
宮ノ下から1km、学校下バス停で休憩。ここには温泉小学校があるのだ。彫刻の森も近い。更に1km進むと有名な小涌園がある。そのさき1.5km地点に恵明学園小がある。コーナー沿いにあり駅伝競走でよく見かける中継点だ。ここから1.5kmほどゆるい坂と急コーナー急勾配が混ざりながらおそってくる。長い坂は気力。急な坂はパワーが必要。諦めてはいけない。
更に進んでいくと上二子山1091mの尾根右側を過ぎる。そのとなりが箱根山(二子山)だ。国道1号の最高地点874mに来た。この時点であたりはすでに薄暗かった。17:30頃だと思うが、あたりの景色をみている余裕はもうない。
雨が心配だ、降る前に野営したい。ここから芦ノ湖までくだりが続く、しかし急ぐのも危険だ。六地蔵のあたりからぽつぽつ雨が降りてきた。双子茶屋でモンベルのレインコートに着替える。ジェットパイロットのグローブは雨によい感触だった。
下り坂でブレーキを続けるのにも筋肉に負担がかかる。スピードは出してはいけない。
ゆっくり進んで元箱根に到着、食料と4Lの水は空になっていた。とりあえず野営ポイントを探す。湖畔は野営禁止らしい。キャンプ場まで1時間。食堂は全て閉店、とりあえずコンビニで食事。とても寒いのでカツプラーメンで暖をとる。
まだ進むことにした。目標は6km先の道の駅。湖畔の関所を過ぎたあたりからまた登りが続く。途中のやすらぎの森で寝てしまいたくなったが、気力で登る。
道の駅箱根峠についたのは20時を過ぎていた。ここは暗く、人の気配もないので気持ち悪かった。警察への通報を恐れたので2km先のエコパーキングを目指す。この距離に90分費やした。疲労で考える力はないのだが、諦めるわけにはいかない。ただ登るだけ、エネルギーをセーブして登る。いつもそうなのだが、ゴール前200mというのはとてもつらい。

エコパーキングは箱根峠信号から100m下った右側に面していた。下ってからのゴールは気持ちが軽くなるものだ。つらいことも忘れてしまう。
21:30箱根峠到着。エコパーキングの東屋でテントを張り雨をしのぐ。トラックばかりの大駐車場で寝るのは安心だ。荷物をテントにいれて安心して眠る。車の音になれるのに時間は必要なかった。テントに敷くマットがないので、ウエットスーツを敷いてコンクリートからの冷えを防いだ。
箱根峠の朝.JPG
エクストリームというのは戦略と最後の詰めがポイントになる。組み立てを間違えてしまうとUターンになるのだろう。あきらめないという精神力がこれを支えてきた。


続く・・・


Photo:Kurebayashi

2007 1115

自転車サーフトリップA

最初の難関 箱根峠

10月1日 10:00
茅ヶ崎の自宅を出発
トレーラー+荷物=28キロ パドボー=28キロ 自転車=?キロ 体重=65キロ
この荷をひいて御前崎を目指す。
この無謀な挑戦が果たしてどうなってしまうのか? 途中で諦めてしまうのか? それを考えたくなかったので箱根峠を越えるまでは地図を用意しなかった。

茅ヶ崎から箱根まではR134−R1.

箱根で最初の難関がやってくる。箱根湯元から宮下交差点までを一つの節目と考えてそのあとはなりゆきで今夜の野営場所を考えていた。

湯元から強羅温泉を抜けて宮下まで8kmくらいだったかと思うが、これがつらかった。
箱根湯元.jpg
勾配がきつくなるにつれて側道を流れる水の音が厳しい音をたててくる。自転車を押して一歩一歩進む。進むというよりは登る。諦めないで、ゆっくりでいいから到着することだけを信じて登った。
腹が減り何度も箱根そばのことが頭をよぎるがここで腹をいっぱいにしてしまうと動きたくなくなるのは解っていたので妻が用意してくれたビスケットの詰め合わせを食べてなんとかカロリーを補給しながら前進する。
箱根の坂道はとても急だ。
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何度もコーナーを登るたびにその先の尾根をながめて坂の勾配をチェックしたくなる。道を登りながらコーナーを登る車のテールランプが路面の水平線に隠れていくのを見つけるとそのポイントが水平な場所だということがわかる。こうして、このポイントをめざしここで休憩を繰り返し登っていくのである。
箱根の山々は、三重式のカルデラ(噴火後のくぼ地)があり、新旧2個の外輪山と7個の火山丘からなる複雑な山容である。
箱根峠の東側は太陽のあたる時間が少ないので路面に苔が生えている。歩道は歩きやすいような石畳になっているところもあるが、そこに苔が生えている。サイクリングといえどもブーツが必要。これと雨を予想してトレッキングブーツを履いていた。
休憩はフラットの場所で幅の広い路側帯を選んで停車する。しかし、腰をおろす場所はなかった。どこも湿っているのだ。宮ノ下までは無数の滝があり霧も多い。後から思うと休憩用のレジャーシートが必要だった。
箱根峠の南側は伊豆半島へ長く延びている。このために海風が山をかけあがり湿気た風が上昇気流で雲になりやすい。そして気温が下がると霧になる。小田原側に北東が吹けば富士山は見えないのは街からのちりを含む上昇気流。富士が見えるのは西風の下降気流で空気にちりが無いためだと思っている。南西などでも富士が見えるのは西が混じるからだと思う。
宮ノ下まであと5kmが最もつらいポイントだった。おそらく1km登るのに1時間かかる区間があったと思う。この区間で自宅からもってきた栄養ドリンクは全て飲んでしまった。新アイテム、テルモのテルミール。これはは高カロリーで代謝可能エネルギーが高いので登山には良いアイテムだ。
宮ノ下まであと1kmくらいの地点でクッキーの詰め合わせは残り少なかった。体力も食料もセーブして登る。だれにも声をかけられることもなくただひたすら一人で登る。幸運にも雨はこなかった。
やっとの思いで宮ノ下に到着。ここは温泉街だ。おいしそうな予感がする箱根そば屋さんがあった。ゆっくりしたかったのだが、すでに14時を過ぎていたので少し先まで行くことにした。

続く・・・


Photo:Kurebayashi

2007 1114

自転車サーフトリップ

フォトグラファー紅林氏レポート

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エコロジーサーファー ちゃりぼートリップ 茅ヶ崎〜御前崎 @

サーフィン雑誌BLUEを読んで三人兄弟のプロサーファーが自転車で旅をする物語を読み彼らに触発されてこの計画を立てました。
本当のエコロジーとは何か。それはあきらめないこと、つまり持続可能な社会づくりはありえるということを自分自身になげかけてみたかったのです。
この無謀な計画は自分自身を信じることからはじまっているのですが実は影で支えてくれた仲間の力が重要でした。そして道中で出会った人たちが応援してくれたことを感謝しています。先ずは「自分にできることからはじめる」というのがエコの基本だと思うのですがそれが普段の生活にどのくらい導入しているかがポイントです。今回の旅のポイントはゴミを持ち帰ることです。ゴミを出さない工夫をして絶えず考えながら旅を続けてきました。現代社会が失いつつある「考える力」を養うためにもエコロジーの必要性をかんじています。
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旅の成功は9割が準備です。今回の旅は自転車にトレーラーをジョイントしてスタンドアップパドルボードを積んでいくものです。これは3.5mの大型ロングボードに立ち上がりパドルを漕いで進むサーフボードのことです。おそらく国内では最も重いサーフボードではないかと思います。これは普通のサーフボードキャリアでは重くて積むことができません。このためにトレーラーが必要でした。今回ファクトリーゼロに制作していただいた自転車トレーラーは日本初のものとなります。このアルミ製トレーラーを作るのに試作から役2週間で完成。今回の旅で400kmに及ぶ耐久テストを行うことになります。ファクトリーゼロでのテストを繰り返しいよいよ出発。

茅ヶ崎〜御前崎 往復400km
体重65kg 自転車?kg サーフボード28kg 荷物28kg トレーラー7kg
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この荷物を積んで箱根を越える。何故箱根なのかそれは「あきらめない」というメッセージを作ることにあったのです。そしてサーファーが山に登るということにも意味があると思うのです。海が汚れて枯れてしまっているのは川や山の影響もあるということ。海以外の場所がどんな変化をしているのか知ってもらいたいという願いもあります。
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サーフィンは自然と触れ合う最高のスポーツなのですがサーフボードとウエットスーツはリサイクルができません。サーフィンをやめることはできないがこの矛盾を解決しなくてはならないと思います。今はせめて道具を大切にしてリユースしていくことが先決です。あきらめないで考えていけば必ず良い方法がみつかると思います。


Photo:Kurebayashi

2007 1002

サンディエゴ

サーフタウンへ行ってきます。

さて茅ケ崎-御前崎を自転車でサーフトリップしている紅林さんから連絡が入りました。
当初本日出発予定でしたが1日早めて昨日出発したみたいです。
今朝ほどメールきました、今箱根の峠にいるようです、これから下り坂の連続!
一見楽そうですがパドボーを積載しているのでハンドリングに十分気を使わないと
と書いてありました。
無事達成してほしいですね。
箱根の地元の人たちは不思議がっているのではないでしょうかね
山にサーフボード??

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そして私はそんな紅林さんを残し仕事でサンディエゴへ行ってきます。
サンディエゴといえばASRも開催されるサーフタウンですね。
最近のカリフォルニアサーフィン事情でもお伝えできればと思ってます。
ではお楽しみに!
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2007 0927

自転車サーフィントリップ!

いよいよ10月2日茅ケ崎を出発!

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以前ご紹介したフォトグラファー紅林氏による
御前崎までサーフボード積んで自転車でトリップ!
の出発が10月2日となりました。
さてどんな珍道中になることやら。
サーフランチャーの試走もOK!準備万端です。
もしどこか道端で出会ったら声をかけて元気付けてあげてくださいね。
>>>試走動画

>>>Kurebayashi web site

2006 1213

RED BULL TAIFU

世界最大級のウェーブに果敢にアタック!

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あのエナジードリンクでおなじみの「RED BULL」
数々のスポーツチームをサポートしている中、今回トーインサーフィンチームをご紹介します。
台風12号「イオキ」の巻き起こす世界最大級の波に果敢に挑み見事ライドを果たしたレッドブルTAIFUチーム
こんな波が日本にもあるのか!?と驚きを隠せないほどのサーフシーンがビデオでアップされています。
和歌山の某ポイント、はるか沖から波が割れるというか雪崩のような巨大なスープ!必見です。
>>>TAIFUムービーはここから


※ご紹介につきましてはレッドブル・ジャパン株式会社様、承諾の上リンクしております。

2006 0925

台風14号 トゥーインサーフィン

大型で非常に強い台風からのスウェルが届き・・・!

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土曜の朝に修理から直ってきたSTXの試運転かねてGTIと2艇でトゥーインサーフィンを行いました。
今回のメンバーは練習という事でクラブファクトリーゼロの加藤氏が初トライ!
そして前回ギャレット氏と同行した紅林氏と私の3名です。
早朝の波情報ではビーチでハラからムネサイズとの事で練習には良い感じ。
マシンや器材の準備をして各役割の確認をし8時に出発!
河口から海へ出て状況を見ると朝の波情報とはまったく違う、オーバーヘッド、時より頭半〜ダブル近いウネリが入ってきています。
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おそらく短時間のうちに一気にサイズアップしたのでしょう。
そして数本、加藤氏と私とでライドしました。河口特有のホレてくる波質で巻かれるとかなりひどい目に会います。
波数も多くなり形もダンパーぎみでコンディションが良くないことから1時間ほどで終了。
練習のつもりが本番に近いコンディションの中、紅林氏ドライバーでの加藤氏は1本良いのに乗り、初トライは成功!?に終わりました。
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このスポーツはサーフィンだけではなく波やウネリの中でのPWCの操船やレスキュー技術、チームワークも必要とされます。また今回でビーチ(河口)での沖合いからの波のコンディションも体感できました。
次はギャレット氏からスキルを伝授された隊長細井氏と小水氏とで上級トライに期待です。
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PS. PWCは良き相棒!道具は大切に・・・
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